ラーメンコラム …その10



●食べる側の、心意気。


こんにちは。

今回のブログは濃いよ〜長いよ〜。
…書いていて嫌になっちゃった♪

奇特な方は、是非お読みください。
…でも、表題からしてめんどくせ-…ですね。

嫌な方はサッパリ飛ばしてくださいね。

 

実は、この文章
前回のブログのかけら…なんです。
もともとひとつの文章を分け、リエントリーしましたので
もしかしたら、繋げて読んだ方がわかるかも。

だから、突然始まったりします…。

こうやって…


僕はこんなふうに思いました…。

ラーメンを、
料理を作る人の、味に対する下限が分かっていれば
食べる側は、安心して食べられますよね。
「あの人の作るものは、間違いない」…。
「あの老舗なら、間違いない」等々…。
そう、作り手を・歴史を信頼しているから。


バックボーンがあるからメニューになかった新しい味…に
挑戦する余裕が出来る。
だから限定ラーメン…なんてのが出来て、
お客さんは、それを楽しみに来る…というかワクワクする。

…今度はどんな味、楽しませてくれるの?…と。

店側からお客さんへのアプローチ…どう???って。
おっしゃ!まかしとき!…なんて。

そんな心意気が食べる側にも、必要かな…なんて思う。
ただ空腹を満たす…だけじゃなくて。
…そう「ファン」だね。


佐野ラーメン…は、すごく庶民に近いラーメン。
毎日食べられるさっぱりしたスープと、
多加水の麺は、手で打った、家で作ったような温かい味がする。

なのに、そんなに「毎日同じ水準」のラーメンを提供する必要が
あるのだろうか。

そんなに変化しちゃう中、許されないほど毎日同じテイストの物を
求めているのだろうか…私たちは。

うまいラーメンが食べたい。
佐野市だから…の。…と他府県の方に思ってほしい。

佐野ラーメンマップ…の最後に書いてあるように、
佐野ラーメンは実際に変化の大きいラーメン…だと思います。

スープの味も、麺も違うことが結構ある…と感じる。

まあ、
サッパリした味付けだから、気が付きやすい…のかな。

これって、いけないこと…なの?
食べる私たちのコンディションも違うのに?

僕は違うと思うんだけどなぁ。

おっ!オヤジさん疲れてるのかな…今日は味が濃いめ…だな…とか。
今日は麺寝かせすぎ…違う香りが…とか、
これって、一つの醍醐味じゃ?ご当地のラーメンの…。
もちろん味の下限は守ってる…店としての。

食べる方も、
こんな変化も楽しめる”心意気”…というか、食べる側のフトコロ。

変化していく事が、伝統を守っていくこと…一理ある。
よく言ういわゆる「老舗」の論法。

でもこれは、今話している品質の均一化…とは話が違う…ミクロすぎ。
マクロで考えると、社会との並走を考えると、どうしても「老舗論法」になる。
変化しなきゃ。

反面、変化の最中に消滅してしまう店舗も、もちろんある。

伝統を守る…伝統の持つ意味。

変わらないこと?…変わらないその店の味…それもある。
変わること…伝統の味を超えた旨さ…それもある。
「意地」?…そう言う店主もいる。

昔ながらの味を求めてくるお客様層…先代から今まで支えてきたファン層。
老舗がこの味!…と旨さ奇抜さに驚き感動する‥今の店主のファン層。
歴史の、昔の味を知らない・新/旧の味をも吸収する若いファン層

こんな層の方々が重なり合い平行し、
その代の店主と同じ時代を生きるファン層が同時に進んで行く。

地域のブランディング…だってそう。
おんなじ。

ただ違うのが、その発信元が行政だ…ってこと。

行政もそこんところ知らんぷりしないで取り上げて、
そこを含んだ佐野ラーメン全体を売りにすればいいのに。

地域に”生きている”食文化…として。


佐野市として「佐野ラーメン」として売っているんだから。


ということは、
これ「佐野ラーメン」の呪縛に縛られている…証?
なんか…どうなんだろう。

「ラーの呪縛」って響き…いいねぇ。誰か映画でも作って。


この部分を開拓しネオ佐野ラーメンとして盛り上げているのが
「田村屋」さんと「おぐら屋」さんの系列店。
呪縛を伝統に戻し、伝統を超えたメニューや旨さを追求している。



呪縛…は作る側…にあるのか?
呪縛なんてないのかもしれない。

確かに佐野ラーメンを食べに来るのは市外の方が多いが、
ばらつき…など、あまり気にしなくても良いのでは?
なんて思っちゃう。

もちろん良い意味でだよ。バラついてもアベレージが高いから。

手打ち…って事は、ばらつきが必ず出る…のでしょ?
…手なんだから、人間なんだから。
変化が嫌だったら…機械打ちの佐野ラーメン店に行けばいい。
好みの問題。

お母さんの味…が象徴するように、
家庭の味は様々。
そんなところを、目指しちゃダメなのだろうか?
売れるベースを持った、お母さんの味。

人が作ったものを、
その人が苦労の中作ったものを、食べたい。
その中には、その人の生き様が含まれている。
人手のかかった物は、
機械で作った物とは、確実に違った味がする。
良い部分もあり、悪い部分もある。
しかし、それをも含めた手作りの良さがある。

様々な家庭の母親が作った手料理のように。

…コミュニケーションツール…の一種だね、料理って。

なんだろう…
僕は、そんなラーメンが食べたい。

最終的には、僕の希望なのかもしれない。
でも、
僕の希望はきっと佐野ラーメン…を守り生かす…と思う…かな。

両毛地区の食文化「しもつかれ」。この辺では給食にも出ます。
鮭の頭「氷頭」を使った、ちょっとクセのある郷土料理。
このしもつかれ年に一回、コンテストがある…各家庭の。
家庭の味をコンテストにしている。
これは、純粋に優劣…をつけるのではなく、
コンテストという催事が話題を呼び時間の中に埋もれるのを防ぐ…
意味が強いと思う。
この催事により僕は各家庭のしもつかれの味が違う…という事に驚き
純粋に優勝した家庭のしもつかれを「食べてみたい」と思った。
見た目ちょっと…なんだけど…。

こんな事も必要だろう。メディアが取材しやすくする事。

じゃないと地元住民が忘れ、一年一年消えていく。
…文化が消えていく。

「別にいいんじゃない?消えるものは消えるんだから」
そんな行政の声も聞こえて来る。

こんな話を聞いた。

有名佐野ラーメン店の向かいに居を構えるバーのママが言う。
「景気が悪いのかねぇ…向かいのラーメン屋さん平日ガラガラなのよ…」
僕「これで消費税10%に上がりますしね…でも、休日は混んでいるんでしょ」
「休日はまあまあ混んでいるけど、平日がダメよ…」
「他府県ナンバーばっかりで、地元が生きないと儲からないわよぉ…」
「うちもおんなじよぉ!まったく不景気で…」

はい、ごもっともで…まったくそう。

…こうやって、消えていく…地元から。

機械打ちも、化学調味料も、全然いいと思う。
それ全体で、佐野ラーメンだから。
でも、旨いラーメンは、なんだか違う気がする。

手間暇かけて作ったスープと、
粉を溶いて作ったスープは、やっぱり違う。

両方旨いけど、なんか違う。

そんな、佐野ラーメンを食べて旨い!と感じ、
評判になった…のではないのかなぁ?

買ってきたベーコンも旨い。
でも、自家製のベーコンはもっと旨い。


よくマーケティングで言われる言葉「差別化」…。
「差別化」は正しい。
でも「差別化」だけでは流行る店にはならない。
「差別化」を「表現」し、多くに人に「伝え」なきゃ。

今の社会では「人」が媒体の「口コミ」やネット媒体の「グルメサイト」。
この2パターン中「グルメサイト」は企業として運営されているため
ベクトルが少し違う。

現在、店を判断する一番の方法…それは「顔」かもしれない。
紹介する人の顔。
作る人の顔。
食べる人の顔。

そんなに旨くないのに、
評判…があるために流行ってる店…ありますね。
じゃ、誰が評判を作っているのか?
口コミ?工作員?…事件後、こんなヤラセは無くなったのかな?

旨くないラーメンが好き…な人が多いのか?

以前◯◯というラーメン屋さんをググったら、
「◯◯ まずい」とか
「◯◯ 美味しくない」とか
「不味い佐野ラーメン ◯◯」とか…散々な結果が出てびっくりしたことがある。
この検索予測は、そのキーワードを多くの方が検索…したので検索サイトが

利便性を考えて出るようにしてある。
ということは、多くの方が◯◯のラーメンを「不味い」と思っているのか。

なのに、なのに長蛇の列…。
なんだろう…これ。


「今日食べた佐野ラーメン不味かったな…調べてみよう…」
ということか?


ヤバイな…。


また興味を持っても、
…なんだか、行きづらいな…と思わせないようにする必要もある。
情報の単純化と、信頼できる情報。(真面目な生きている情報)
単純化…といっても、ただ短くすればよい…というものでもない。

「佐野ラーメン」として売っているのだから、
佐野ラーメンを集合させたサイトを作る必要があるのではないの?
そう、佐野ラーメンのポータルサイト…的な、行政サイドではなく。

え?自分で探す楽しみが無くなる?…そういう人が多ければ良いんだけど。

マーケティング的にも「個よりも集合」。
この条件に佐野市は含まれる。

ラーメンで有名な地域のネット情報を見ていると、

その多くが店舗(ラーメン)までたどり着けるサイトを持っている。
自ら”Welcome"と言っている。
そんなサイトを持っていない市町村は…もったいない。


我が佐野市も、そのようなサイトは持っていない。


発信…じゃない、ウェルカム…な状態を整える…んだと思う。
発信となると、とたんにおかしくなる傾向がある。

…そう、呪縛が始まってしまう。自らが自らを縛っちゃう。

お母さんが「私の手料理美味しいの!」なんて発信しだしたら…
わかるでしょ。呪縛。


いわゆるグランドデザインをぼやー〜っと策定し、

その中から誰にも真似できない唯一無二のモノサシを探し出し、

それにあわせ作り上げれば、真似しようのない何か…が出来るはず。


…そんな考えがぐるぐる…。



なんだかね。


…。



…これで一応、考えを吐き出したのでこの話題、終了します。

こんな事、一度考えておくと自分の基準ができて、

考えるモノサシにするためでも、あります。





佐野ラーメン…旨いねぇ。


一度食べてみて。


ね。


ぐるぐる考えちゃう…ほど。



お口に合いますよーに。


2018年10月31日記