無化調…ラーメンに目がない私。
今回は「くにや」さんです。
佐野市の中心街を流れる「秋山川」。
この川沿いを含む佐野駅から北側には、
戦後いわゆる遊郭を含めた”花街”があった…その中の割烹料理を営んでいた家系が、
今はラーメン店として営業している店舗。
旨くないはずがない…なんて思い込みから始まる…悪い癖。
自宅を改装して始めたようで、本当に家。
暖簾をくぐり引き戸を開けると、良い出汁の匂い…。
何系…とかではない、旨い匂い。
待つ事数分…これが…

これは、チャーシューメン。
おお…。
美しいではないか。
無化調…のバックボーンが和食料理の割烹がベース…というのがわかる気遣いが随所にある。
スープは豊かでふくよかな味がするスープ。醤油の角はなくすっきりと喉を通る。
それでいて芯のあるスープなので、味が濃いと思う人もいるだろう。
甘め…だが、野菜の甘み…なんです。
なんだか和食っぽいのかな…なんて思ってたけど、
でもね、最初にスープを飲むと、ああ!中華そばだ!と実感させてくれる。
うん、ラーメンです、これ。

麺は平打ち麺で、太さはまちまち。平打ちでも薄いほうだが、コシがありシコよりプリに近い。
チャーシューはほろほろ系で味付けはほんのり。
割烹ベースなので、丁寧に作っているのがよく分かる。醤油にはこだわっているのだろう、
毎日閉店後には冷蔵庫に入れる為、瓶に汗をかいていた。
(知ってます?あまり繁盛しない店のしょうゆ差し…コバエさんが大量に自殺なさっている…事が多い)
メンマは薄めのシャキシャキ。小松菜がいい。
細切りねぎとその上におぼろ昆布を少し。
独特の香りがあり、多分チャーシューの香辛料。
出汁は和風の手をかけた旨さがある。餃子はあまり特徴はないかな。
「くにや飯」なるものがあり、和風のチャーハンのようなイメージ。
スープと一緒に食べるようお勧めが。
僕はそのまま食べる方が好き…です。
ほんのりとしたごはんの和の旨味…が消えちゃうから。



そして、辛口ネギらーめん。これもいい。
無化調のラーメンスープ…は、
確かにパンチは少ない。化調に慣れちゃうと、これなしには…という感じになる。
丼に白い粉を小さじ1入れて…なんて光景は昔ほど見なくなったが、
寸胴でスープを取る…段階で化調をいれスープとバランスを取っている店が多いなか、
和食の技法で負けるとも劣らない?いや、同じ土俵…というのが間違っているのかもしれないスープで
もてなしてくれる店はそう多くはない。
うん、旨けりゃいいんだ、旨ければね。
有化調でも無化調でも。
でもね、違う土俵が垣間見えますよ、ここの店。
●基本データ
住所:栃木県佐野市大橋町2207
電話:0283-22-0051
HP : http://佐野らーめん.com(日本語ドメインです)
お口に合いますよーに